2012.08.28
皆さんこんにちは。
最近は暖かい日が続き、半袖でも汗ばむほどの陽気ですね。
さて、今回は歯磨きについて驚きの新事実?を紹介したいと思います。
これまでは、食後すぐに歯を磨くのが常識でした。
しかし、先日あるテレビ番組の中でも取り上げられたようですが、最近の研究から『食後すぐの歯磨きはNG』というのです。
特に、糖分や炭酸を摂取した後は、口の中が酸性に傾きます。
一般的にはPH5.5で、歯の表面のエナメル質が溶け始めるとされていますが(平常時は6.7前後)、唾液には酸を中和する作用(緩衝能)があります。
また、唾液には石灰質を修復するミネラルが含まれているため、食後30分以内は歯磨きを控えた方がいいということです。
しかし一方で、ある歯科医師会のホームページでは、食後すぐの歯磨きを否定できないとする考え方を掲載しています。
食後にはお口の中の細菌が爆発的に増殖します。
食べかすがたくさん残っていれば、それだけ細菌が増殖し不潔になり、酸が生産され続ける可能性もあります。
唾液の緩衝能を期待する以前に酸の元を取り除けばいいし、歯の表面やお口の中が汚染されている状態では歯の再石灰化は行われにくいと言う事もあります。
お口の中の悪玉菌を減らし、常に清潔に保つ事を期待する食後の歯磨きは、否定することは出来ません。という内容です。
食後すぐの歯磨きがいいかどうかについては、歯科医師の中でも意見が分かれる所だとは思いますが、私個人的には食後すぐに磨くべきか30分以降にするべきかよりも、しっかり汚れ(歯垢)が取り除けているかどうかが重要と考えます。
矯正治療中の皆さん、歯磨き頑張りましょうね!
院長 K.S
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